薬膳料理では、カニは体を冷やす食べ物であると言われています。
冬に食べる事が多いカニですが、夏に食べるのも良いですよ。暑い夏に冷たいカニを食べて体をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
夏にカニを食べる理由 体を冷やすので夏バテに最適! 目次
体を冷やす「寒性」食材、夏に最適なカニ
冬の食材として人気の高いカニですが、実は体を冷やす「寒性」の食材だと言われています。
薬膳料理では食材を3つの区分に分けています。
体を温める「熱性」食材 | マグロ、数の子、牛肉、鶏肉、ネギ、ショウガ、酢 等 |
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体を冷やす「寒性」食材 | カニ、ウニ、アサリ、塩、豆腐、キャベツ、トマト 等 |
どちらでもない「平性」食材 | サンマ、イカ、鶏卵、オリーブオイル、さつまいも 等 |
カニは、ウニ、アサリ等とともに、体を冷やす食材に入っています。冬に食べる事が多いので、ちょっと意外ですね。実は夏にピッタリな食材だったのでした。
体を冷やしてくれるので、火照ったからだには最適な食材ですね。
参考:家電 Watch「【基本の薬膳12】体を冷やす?温める?食材分類「五性」、代表食材と効果」
夏に旬を迎えるカニの種類
カニは冬が旬である種類が殆んどですが、夏に旬を迎えるカニもあります。夏はこのようなカニを食べたいですね。
夏に旬を迎えるカニは以下の通りです。
花咲蟹 | おおむね7月〜9月頃が旬 |
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毛ガニ | 北海道の場合、オホーツクは春から夏、噴火湾は夏が旬 |
毛ガニは1年を通して漁獲がありますが、地域によって旬が違います。夏は北海道の噴火湾を食べると良いでしょう。
花咲蟹は冬よりも夏が一番美味しい季節です。むしろ冬にはなかなか食べられませんので、ぜひ、夏に食べてもらいたいカニです。少ない地域でしか穫れませんので、夏になったら積極的に食べたいですね。
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カニと悪い食べ合わせ
体を冷やす食材ですので、「寒性」食材と一緒に食べるのは良くないと言われています。
特に「カニと柿」が有名ですね。柿も体を冷やす食材です。
柿とカニを一緒に食べる機会は少ないと思いますが、前述した「寒性」食材、ウニやアサリなどは一緒に食べる機会が多いと思います。これらも一緒に食べるのはよくなさそうですね。海鮮料理のお店では一緒に出てくる事が多いので気をつけましょう。
解凍したてのボイルガニは冷たくて美味しいので、ついつい沢山食べてしまいますが、
暑いからと言って冷たい食べ物ばかりを食べると、かえって体の調子を壊してしまいます。
「寒性」食材の食べ過ぎには注意しましょう。
冬に食べる時は体を温める素材と一緒に
寒い冬にカニを食べる際には、カニ鍋、茹でガニ、蒸しガニなどにして、暖めて食べるといいでしょう。
解凍したての冷たいカニを食べる場合は、「熱性」食材であるショウガを添えたり、同じく「熱性」のお酢を使った酢醤油などで食べるといいでしょう。
中華料理店では、上海蟹を食べながら紹興酒を飲むこともあります。暖かいお酒を飲みながらカニを食べるのは美味しそうですね。想像するだけでヨダレが出てきます(笑)。
夏にカニを食べる理由 体を冷やすので夏バテに最適! まとめ
夏にカニを食べる理由と注意点のまとめです。
- カニは薬膳料理においては体を冷やす「寒性」食材に入る
- 体を冷やすので、夏の暑い時期こそオススメ
- 冬に食べるなら鍋などの暖かい調理方法がいい
- 冷たい状態で食べるなら、ショウガ等「熱性」食材とともに食べる
夏にカニを食べる機会は少ないかもしれませんが、実は夏にピッタリだったのですね。
当サイトは「冬の贈り物.com」とうサイトですが、夏に積極的に食べたい食材です(笑)。